感動するマーケティング

SNSマーケター必読!ゆうこすの著書『SNSで夢を叶える』から学ぶ「SNS運用における新常識」

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こんにちは!SNSやコミュニティなどを通じて、様々な企業・団体の『ファンづくり』に日々奮闘しております「沸騰ナビゲーター」こと井手 ( @kei4ide ) です。

 

「フォロワーが、なかなか増えない…。」

「投稿に対して『いいね』や『コメント』が、全然されない…。」

「毎日の投稿内容を考えるのも、作成するのも大変だし、SNSの運用に疲れてきた…。」

 

こういう嘆きの声をSNS運用者さんから聞くことってメチャクチャ多くないですか? そう、SNSの運用って、なかなか大変なんですよね…。

 

でも、これって当たり前の話で、現在、日本国内にFacebookは2,800万人、Twitterは4,000万人、Instagramは2,000万人ものユーザーが存在しており、それぞれのタイムラインには友人や、職場の同僚、好きな芸能人やブランドなどから届く情報が溢れかえっている訳で、その中で、日常生活で関わりが薄い企業やブランドの投稿に反応してもらうことは至難の業なんです。

 

だけど、一方では、『インフルエンサー』という言葉が一般化しつつあるように、短期間でTwitterやInstagram、Youtubeなどで、多くのフォロワーを獲得している方々も存在しています。

 

僕は、企業のSNS運用に関わっている方は、インフルエンサーの皆さんから、もっと「SNS運用の秘訣」を学ぶべきだと思っています。もちろん、企業運用と個人運用では、運用における制約や目的の違いなどがあるのは百も承知です。ただ、ユーザーの興味関心を惹いて、心をつかむという大テーマは同じなので、学ぶべきことは非常に多いと感じています。

 

ということで(前置きが長くなりましたが…)、数あるインフルエンサーの中で、僕がSNS運用、また「ファンづくり」において、現在、最も学ばせていただいているのが、『ゆうこす』さんです!! 「ゆうこす先生」と呼んだほうが良いかもしれません。

 

みなさん、ゆうこす先生の著書『SNSで夢を叶える』は読みましたか?

これ、SNSの運用に携わる方であれば、絶対に読んだほうが良いです!学びの宝庫だと僕は思っています。

SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方

SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方

 

そこで、今回のブログでは『SNSで夢を叶える』で紹介されていた数多あるSNSの活用法の中でも、僕が特に勉強になったことを、井手なりの独自解釈も交ぜながら「SNS運用における新常識」として、ご紹介したいと思います。

 

  1. “代弁者”になることで『共感』を呼ぶ。
  2. 『熱量』を届ける場と手法をデザインする。
  3. とにかく、”楽しいオーラ”を全開にだす!

 

「モテたい」という気持ちを、応援する『モテクリエーター』

まずは、ご存知ない方のために「ゆうこす先生」について紹介させてください。

 

「ゆうこす」こと、菅本裕子(すがもと・ゆうこ)さんは、『モテクリエーター』という肩書を背負って、女性の「モテたい」という気持ちを、誰よりも肯定して、応援して、背中を押してあげることをミッションに活動されています。

 

また、「モテる」という表現ですが、これは男性からチヤホヤされるとか、男性を落とすみたいな意味ではなく、女性からも男性からも「いい子だね」「かわいいね」と言われて、会う人全員から愛される魅力的な女性を目指すという意味なんです。とても素敵なミッションじゃないですか!? 男性からしても、応援したくなるミッションですよね。

 

そして、現在、Youtube、Instagram、Twitter、LINE@などのSNSの合計フォロワー数は合計70万人以上!さらに、驚くべきはエンゲージメント状況 (いいね数や、コメント数や内容 )です!各投稿に対するフォロワーからのコメントの内容を見てみてください。熱いコメントが、多く寄せられていて、先生がフォロワーから、いかに愛されているかがわかります。

 

先生は「EC×ライブストリーミング」ということで、セレクトした洋服や小物を紹介するライブストリーミングを行っているんですが、ライブ中に紹介された商品がEC上で即完売するという現象が多発しています。動画上で商品を紹介する際の先生の工夫が素晴らしいということも当然ありますが、先生のフォロワーの方々が、「ゆうこすが言うのだから、本当に良いモノなのだろう」と大きな信用を先生に寄せているからこそ、スピーディーな購買という結果に結びついているのだと思います。

 

▼Youtubeチャンネル「ゆうこすモテちゃんねる」 

▼Instagramアカウント

 ▼Twitterアカウント

 

どん底からの躍進のカギは、自分がやりたいことをやり続けると決めたこと

ここまで、ゆうこす先生の活躍っぷりを伝えてきましたが、こんなに充実した活動を送れるようになったのは、つい最近のことのようで、ほんの1年半くらい前までは、ほぼニート生活をしていたと書籍のなかで語られています。

 

先生は、もともとHKT48のメンバーで、脱退後もアイドルを名乗っていたのですが、ほとんど仕事はなく、応援してくれるファンもほとんどいなくて、自主開催のイベントを開いたら、参加してくれたのは、たったの4人…、しかも、そのうち1人はサクラ、なんてこともあったそうです。Twitterで「おはよう」とつぶやいたら、「死ね」と返ってくるのが日常茶飯事。今から考えてみると嘘みたいな話ですよね。

 

そんな苦境から脱出するターニングポイントになったのが、自分が本当にやりたいことを発信し続けようと決心したことです。ゆうこすにとって、やりたいこと。それは、前述の「モテる」ために必要なことを磨くことでした。その決心を固めてからは、モテる角度の自撮り方法や、かわいく見えるメイクを研究しては、自分がおススメできる内容をTwitterなどに投稿し始めたそうです。

 

始めた当初は、誰からも相手にされなかったそうですが、それでも、「これは本当に自分がやりたいことだから」とめげずに発信し続けると、自分と同じように「モテたい」と思っている女の子たちのフォロワーが少しづつ増えていき、そこからは「モテるために生きる」をテーマに、「モテる」ための情報発信を試行錯誤しながら工夫を重ね、フォロワーからの支持が高まり、今の先生へとつながっていったそうなんです。

 

だからなのか、ゆうこす先生は、フォロワーの方々のことを、めちゃくちゃ大切にしています! TwitterやInstagramでも、フォローからのコメントに極力答えるようにしているし、TwitterのDMも開放して、時間が許す限りフォローからのお悩み相談にも応えているようにしています。また、「ゆうこすモテ教室」と呼ばれるイベントも定期的に全国で開いていて、フォロワーの方々と実際に会う活動も精力的に行っています。

 

僕は、初めて、ゆうこす先生のこれまでの軌跡を知った時に、とっても感動してしまいました…。どん底の中で、自分と向き合い、自分の志を見つけて、その志に沿って全力で頑張っている姿に、「カッコいい!」と心の底から思っています。僕は男性だし、先生が教えてくれる「モテる」ための情報とは無縁の存在ですが、「ゆうこす」を応援したい気持ちが、メキメキと高まっているのです。

 

ということで、ここまで、ゆうこす先生の紹介と、僕が先生に惚れ込む理由を紹介させていただきましたが、ここからが肝心の「SNS運用における新常識」の紹介です。

 

SNS運用における新常識①:“代弁者”になることで『共感』を呼ぶ。

まず、一つ目はSNSの運用を行う際の基本的な考え方についてです。Twitter、Facebook、Instagram、YoutubeなどのSNSを運用する際には、以下のポイントを考えて、立ち上げることが重要です。

 

①:誰向けのアカウントなのか?

②:どんな情報をフォロワーに届けたいのか?

③:その情報を届けた結果、フォロワーにどういう感情を抱いてほしいのか?

 

つまり。①の対象者の方が、②の情報を見て、③の感情が生まれて、「いいね」したり、「リツイート」や「シェア」が生まれるわけですよね。そして、RTがRTを呼び、シェアがシェアを呼び、いわゆる「バズる」という現象が起こり、SNSアカウントの認知が広がることによって、アカウントに好感を持った方がフォロワーやファンになるわけです。

 

そして、特に大切なのは③で、「私も同感! 私が言いたかったことを、この人が代わりに言ってくれている!」といった強い『共感』の感情をつくることが重要なんです。つまり、①の人達の“代弁者”になってあげることです。ゆうこす先生の場合であれば、「かわいくなりたい」と思っている女性たちの代弁者になるということですね。例えば…、

 

『私は誰よりもかわいくないと思っていて、だから周りのかわいい子達が羨ましかったの。かわいくなる努力もめちゃくちゃしたけど、でも何が一番大切だったかというと「私はかわいい」と思う事だったなと思うの。かわいい子は自分に自信がある。自信がある子はかわいい子なの。強くありたいよね』 (8714いいね♥ 2030RT)

 

まさに、「私が思っていたことを、ゆうこすが言ってくれた!」という『共感』が起こり、沢山のRTが起こったツイートです。しかし、このレベルの共感を企業アカウントでつくるのは、正直難しいと思います…。ただ、僕が言いたいのは、ここまで強い共感でなくても構わないので、企業やブランドが抱えているミッションに照らし合わせて、①、②、③を設計し、フォロワーの共感を呼ぶ投稿や運用を心がけていってほしいということです。

 

SNS運用における新常識②:『熱量』を届ける場と手法をデザインする。

さて、新常識①が、フォロワーを増やすための話だとしたら、こちらはフォロワーからのエンゲージメントを高めるための話になります。

 

ゆうこす先生の話の中で、僕がビックリしたのは、Instagramの投稿に「いいね」を多く生むために重要なのは、キャプションを長文で、詳しく書くことであるという話です。なぜなら、Instagramは写真が命だから、あまり多くを語らず、写真の醸し出す世界観で勝負するものだと思っていたからです。

 

もちろん、投稿に興味を持ってもらうために写真が重要なのは言うまでもありませんが、写真のみの投稿や、文章が一文ぐらいの投稿だと、「あ~、綺麗だね」で終わってしまい、その投稿に対する共感や、そのアカウントをフォローする程のモチベーションが生まれづらいということなんですね。(それを覆すくらいの、写真のビジュアルが突き抜けていれば話は別ですが…)

 

そのため、例えば、ゆうこす先生がコスメに関する投稿をする場合、色味や香り、つけ心地、おススメするポイントにいたるまで、事細かく丁寧にキャプションに書いているんですね。時には、1,000文字近くになることも、めずらしくありません。

 先生が、とても良いことを言っていて、SNS上で何かを紹介しようとしても、短い文章で情報が薄いと、受け手からすると参考にはならず、そこに発信者の熱量がなければ、受け手の心は動かないという話です。「いかにして、フォロワーに熱量を届けられるか?」。写真のメディアと言われているInstagramであっても、その本質は同じだということですね。

 

そして、熱量を届けるという点で、ゆうこす先生が大切にしているのは「ブログ」です。なぜなら、ブログには文字数制限もなく、画像を何枚も入れることも可能で、メッセージ性をどこまでも高くできるメディアだからです。

 

 ▼ブログ アカウント

 

先生は、ブログのことを「ブログはフォロワーへのラブレター」と表現していて、ブログはフォロワーの方々にむけて、「素の自分」を届ける場として活用しています。なので、恥ずかしいくらい本音をさらけ出し、自分の気持ちを自分の言葉で素直に書くことを心がけているそうです。そういうリアルなゆうこすを見せてくれているので、フォロワーはゆうこすのことを信用するし、応援したくなるし、各SNSでの投稿に対しても共感するし、投稿を応援の意味も込めて拡散していると思うんです。

 

このように、フォロワーの方々に自分たちが持っている熱量を届ける場を、どこに作るか?その熱量をいかに届けるか?ということも、SNS運用を行うに当たり、考えていただけると良いかと思います。

 

SNS運用における新常識③:とにかく、”楽しいオーラ”を全開にだす!

最後は、精神論みたいな話ですが、非常に大切な話です!それは、とにかくSNSの運用においては、「中の人のポジティブなオーラを全開に出す!」ということです。

 

ゆうこす先生の投稿を見ていただくと、誰もが理解いただけると思うのですが、それは「ゆうこすが、とにかく元気で楽しそう!」ということです。

 

▼LINE LIVE アカウント

 

Instagramで60万人以上のフォロワーがいる『北欧、暮らしの道具店』を運営しているクラシコムの青木社長が、「ファンづくり」で重要なのは、中の人達が、超楽しそうにやることだと仰っていました。楽しそうにやっていれば、勝手に「何をやっているんだ?」「俺にもやらせてくれ!」「仲間にいれてくれ!」と自然に人が集まってくるということですね。

 

そして、この時に注意しなければいけないことは、楽しそうなフリをしないことです。キンコン西野さんの『革命のファンファーレ』にも書いてあるように、今の時代、ユーザーは「嘘」をすぐに見抜きます。これが世間的にウケそうとか、反応が良さそうだとかで、自分たちの好きでもないテーマを選んでしまうと、やっぱり無理が生じてしまうと思うんですよね。

 

だからこそ、「心底、好きなモノ」、「心から関心があるもの」、「いつまでも語り続けられるもの」といった、SNSを運用する側が、楽しくワクワクできるものを発信する情報のテーマに据えるべきだと思います。ゆうこす先生の場合、「モテる」ための研究や、「モテたい」と思っている女性を応援することですね。

 

そのためにも、SNSを運用する際には、『自己分析』といいますか、SNSを運用するチームでワークショップなどを行ったりして、自分たちが本当に好きなモノや、心から関心があるものについて、探っていただきたいです。それが、フォロワーからのエンゲージメントを高めることにつながりますし、幸せなSNS運用への第一歩になるのだと思います。

 

最後に…

ということで、ゆうこす先生の著書『SNSで夢を叶える』から学ぶ「SNS運用における新常識」をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

様々な情報が溢れかえる現在、フォロワーを獲得して、フォロワーから支持され続けるアカウントになるためには、ゆうこす先生のおっしゃっていることって、凄まじい納得感があったんですよね。

 

「好き」を極めていって、「熱量」を届けて、フォロワーから強い「共感」を生む。

 

企業も、個人も、これからSNSを活用して、『ファンづくり』を行う際には、これができているかということが、SNS運用を成功に導くための新常識になるのではないでしょうか。

 

SNS運用をこれから立ち上げようとしている方や、SNS運用に悩んでいる方は、この新常識にのっとって、SNS運用を楽しくて、価値あるものにしていっていただければと思っています。今回も、最後まで、お読みいただき、ありがとうございました!